
ホクホク、ホクホクと、まるでウォーターベットのよう。
地面に刺しこんだ棒が、軽い力でスーッと地中に、80cmから1m20cmも入っていきます。紅梅園の土はそれぐらい柔らかいのです。自然の摂理に則った食べ物を作りたい。そして皆様に健康になって戴きたい。そんな思いから四十余年前、この地に1500本の梅の苗木を植え、土作りから始めました。
農薬を使わない、有機肥料による耕作。その結果、紅梅園の土には、ミミズや何百億もの微生物が住むようになりました。
土が柔らかいのは、これらの生き物が土を耕し、土をそのものが、生きているからです。山草、堆肥、油粕、自然にある物が肥やしになる。無駄な物は何もない。この大きく育った梅の木も、すべて土や、自然がもたらしてくれた物です。
梅の収穫を迎える初夏、私たちは自然への感謝とともに、農業の原点であるこの言葉を思い返します。
『土から生まれ、土に還る。』
この心を大切に、私たちはこれからも、健康を支える美味しい梅を作っていきたいと思います。梅干の色は、シソをたっぷり使っておりますので真っ赤です。又、そのぶんだけ、ビタミンAが多く、標準値の23倍です。〔タルによって多少変動があります。〕
|
 |
 |
40年を越えた鶯宿梅は、粉ふきのサルノコシカケを蓄え、収穫量は少なくなりましたが、成分分析表でお分かりのように鉄分約10倍をはじめとして、びっくりする内容の濃さです。
《写真は発生してまだ若い
サルノコシカケです。》 |
 |
|
|